年収ナビが収録している4,315件を34の業種に分類し、平均年収を比較しました。 公的機関と民間企業の両方を含みます。

業種別ランキング(平均年収の高い順)

順位 業種 件数 平均年収 中央値
1 専門職 6 1,267万円 1,300万円
2 メディア・広告 21 1,098万円 1,100万円
3 証券・投資 36 945万円 849万円
4 保険 20 908万円 826万円
5 医療・福祉(公的) 3 865万円 648万円
6 製薬・医療 81 856万円 829万円
7 電力・ガス 41 848万円 828万円
8 銀行・金融 131 813万円 721万円
9 建設・不動産 287 791万円 760万円
10 国立大学 54 755万円 741万円
11 電機・電子 230 747万円 711万円
12 医療・福祉 14 733万円 635万円
13 公務員 25 732万円 700万円
14 物流・運輸 116 721万円 680万円
15 商社・卸売 304 715万円 671万円
16 独立行政法人・特殊法人等 36 714万円 694万円
17 警察・消防 11 712万円 700万円
18 精密機器 45 706万円 679万円
19 素材・化学 291 703万円 693万円
20 教育(公立) 5 700万円 695万円
21 機械・設備 214 698万円 692万円
22 自動車・輸送機 79 694万円 686万円
23 政令指定都市 20 692万円 692万円
24 国家公務員 24 691万円 692万円
25 IT・通信 617 688万円 656万円
26 食品・飲料 133 678万円 662万円
27 鉄鋼・金属 156 676万円 654万円
28 都道府県 47 657万円 650万円
29 市区町村 228 642万円 635万円
30 サービス 556 629万円 588万円
31 製造業その他 117 622万円 585万円
32 アパレル・繊維 45 601万円 586万円
33 小売・流通 313 568万円 543万円
34 農林・水産 9 556万円 500万円

※「専門職」(弁護士・公認会計士等)「公務員(職種別)」「教育(公立)」などは 公表統計にもとづく推計値です。件数の少ない業種は、 数件の値に平均が左右されるため参考程度にご覧ください。

読み取れること

上位は「件数が少ない推計カテゴリ」に注意

1位の「専門職」は6件、2位の「メディア・広告」は21件しかありません。 専門職には四大法律事務所(1,700〜1,800万円)が含まれており、 これが平均を大きく押し上げています。

件数の少ないカテゴリのランキング順位は、統計的な安定性が低いことに注意が必要です。 件数が100件を超える業種のほうが、業種の実態を反映していると考えられます。

件数の多い業種で比べると

100件以上を収録している業種だけで比べると、次のようになります。

業種 件数 平均年収 中央値
銀行・金融 131 813万円 721万円
建設・不動産 287 791万円 760万円
電機・電子 230 747万円 711万円
物流・運輸 116 721万円 680万円
商社・卸売 304 715万円 671万円
素材・化学 291 703万円 693万円
機械・設備 214 698万円 692万円
IT・通信 617 688万円 656万円
食品・飲料 133 678万円 662万円
鉄鋼・金属 156 676万円 654万円
市区町村 228 642万円 635万円
サービス 556 629万円 588万円
製造業その他 117 622万円 585万円
小売・流通 313 568万円 543万円

最高の銀行・金融(813万円)と最低の小売・流通(568万円)の差は244万円です。

「IT・通信は高年収」は言い過ぎ

収録数が最も多いIT・通信(617件)の平均は688万円、中央値は656万円です。 全体平均696万円とほぼ同水準で、業種全体としては特に高いわけではありません。

IT業界の年収が高いという印象は、一部の大手や外資系の水準が 業界全体の代表であるかのように語られることによるものと考えられます。 実際には617社の分布は広く、中央値で見れば656万円です。

公的機関は中位に集中

国家公務員691万円、政令指定都市692万円、都道府県657万円、市区町村642万円と、 いずれも中位に位置しています。 特徴的なのは平均と中央値がほぼ一致していることで、 給料表にもとづく制度により、極端な外れ値が生じにくいためです。

平均と中央値の差が示すもの

平均が中央値を大きく上回る業種は、一部の高年収企業が平均を押し上げている業種です。

業種 平均−中央値
証券・投資 +96万円
銀行・金融 +92万円
保険 +82万円
商社・卸売 +44万円
物流・運輸 +41万円
サービス +40万円

金融系3業種が上位を占めます。 これらの業種で「業界平均」を自分の期待値として使うと、 実態より高く見積もることになります。

逆に国家公務員(−1万円)や政令指定都市(0万円)では平均と中央値が一致しており、 平均値がそのまま典型的な水準を表しています。

データについて

  • 集計対象:年収ナビ収録の4,315件(2026年08月30日時点)
  • 上場企業の数値は有価証券報告書の実測値、公的機関・職種別は公表統計にもとづく推計値です
  • 詳細は出典と算出方法をご覧ください

各業種の全件一覧は業種別一覧から確認できます。